「幸せの青い鳥」を送り続ける宇宙
2022年6月14日 20:52に射手座で満月を迎えます。
5月30日の双子座新月では、チャレンジ精神を持ち、自分の知性の応用力をドキドキしながらも他者にお披露目していく新しい挑戦が始まりました。
新月に始めたことは、満月に収穫ができる時期です。
この半月で、1つめのチャンスの神様は現れましたでしょうか?
もしどんなに小さなチャンスの神様でも、それらしき片鱗が見えたのなら、気のせいと思わずにぜひキャッチしておいて下さいね。
しかし今、チャンスの神様の片鱗が出てきていない場合でも、半年前の2021年12月4日「射手座皆既日食」から今回の射手座満月までと比較してみると、何かしらの大小の収穫や変化を迎えた人も多いかと感じます。
半年前の「射手座皆既日食」では、過去の決別と新しい自分への可能性への挑戦を促され、私達は少しずつアップデートしてきました。
あの時から何も変わっていないという不足の目線で捉えるのか?
あの時からそう言えば、新しい挑戦はできなかったとしても、終わらせたい過去の決別は1つでもできたのなら、それはアップデートの1つの収穫の変化を迎えることができています。
日々、不足の目線を持つか?
日々、小さな収穫の目線を持つか?
日々の思考の癖の小さな積み重ねが、半年後の大きな収穫に繋がっていきます。
こちらが射手座満月のチャートです。
自由、楽観的、冒険、理想主義、迅速さ、遠方、精神世界、啓蒙活動
出版、法律、海外、貿易、高度な学問、大雑把
11ハウス 射手座24度「家のドアに止まっている青い鳥」
この度数、見覚えがある方はいますでしょうか?
この度数は、今年1年の傾向を表す春分図のASCサビアンシンボルの度数でした。
ASCはそのホロスコープチャートの根源となるものです。
その度数が、今回の満月で再度巡ってきました。
私達は元々宇宙から幸せ=満ちるために生命を受けています。
しかし、生きていく内に「不足の目線・不足の思考の捉え方」に多大な影響を受けてしまっています。
頭の思考が「不足の目線」で一杯になると…
「○○がないと、不幸せ」
「○○をしていないと、ダメな自分」
生命を受け、成長する内に誰もが「不足の思考のマインド」に陥ってしまうのです。
これは地球という場で生命を受けた以上、仕方のないことです。
何故なら、極論、生を受けた命はやがて、命の時間が短くなり、誰もが死に向かっているからです。
そのため、地球は命ある以上、「不足の思考」から「満ちる思考」へと訓練する場なのです。
青い鳥は「希望や幸せ」を意味します。
普段から「不足の思考」に陥っていると、脳みそは「不足しか探さない経路」を頭の神経回路に作ってしまいます。
その逆も当然、「希望や幸せ」に満ちていると、脳みそは「希望や幸せの経路」を頭の神経回路に作ってくれます。
神経回路が太くなればなるほど、その思考癖は大きくなっていきます。
普段の思考癖の在り方→現実世界への外側の影響が出てきます。
もし、小さな青い鳥の幸せが、ふとあなたの周辺に現れたら、その時の思考癖によって、その青い鳥の幸せがどういう風に解釈されていくのか?大きく分かれていきます。
こんな小さな幸せだと、まだ足りないと感じるのか?
こんな小さな幸せでも、十分幸せと感じるのか?
この度数が伝えてくれているメッセージ
- 自分の心の在り方で、「幸せの定義」を柔軟に変えることができる
- 身近な所に「希望や幸せ」があって、そこに柔軟に気づける人は幸せが訪れる
- 今の自分に満足していくこと、日常の中にある小さな幸せを大事にする
- 日常の小さな幸せに気付いて満ちると、大きな幸せの循環も現れる
曖昧さから、すぐには現実は変化しないけど…
今月の新月で特徴的な配置があります。
魚座海王星を頂点とした満月とのTスクエアです。
太陽双子座5ハウスと月射手座11ハウス。
抽象度の高い、真理に近い言葉や精神論などは、理解しやすい言葉で情報収集できて自分の中で理解し落とし込めたり、広めていくことは結構難しいですよね。
今月の満月は、私達はその高い精神性の言葉の意味を理解したり、広めていくのに模索しているような配置です。
魚座海王星は、曖昧さを与えます。
例えば、心を軽くするための誰かの心理メソッドを聞いてみて、何となくは理解できたけど、いまいちまだピンとこない…
そんな靄がかかったような、思考にもなってしまうかもしれませんが、それでも大丈夫です。
このTスクエアの緊張を緩める水瓶座土星が調停アスペクトとして入っています。
水瓶座は今までの既成概念を変えていく星座。
土星は苦手意識からの基礎固め、安定性を意味します。
今までの集合意識からの習慣的な古い概念(例えば、夫は○○すべき、妻は○○すべきなどの強いジャッジ)は無意識レベルで私達の心に想像以上奥深く根付いているのも現状です。
この満月では、そういった自分を縛り付けている何かから楽になろうと、今までの自分をアップデートしようと、色々と精神性の高い言葉や誰かの心理メソッドなど、そういった分野の情報収集をする人も多くいるかもしれません。
もちろん、初めは体に落とし込めず、現実も変わらず、まだピンとこない状態かもしれません。
水瓶座は既成概念を疑って、より良い未来にするために古い概念を壊す天体です。
始めは体に落とし込めなくても、そういった精神性の高い言葉やメソッドに触れ続けるにつれて、徐々に自分への強いジャッジも薄れていくでしょう。
すぐには変化はしませんが、日々の小さな継続が一番効きます。
メソッドや瞑想、運動、好きなものなどを、日常に継続して取り入れていくことで、体に落とし込めて、少しずつ思考も変わり、心も変化して楽になっていきます。
ジャッジという強い思考を緩め、幸せの心の在り方を見つめ直す満月なのかもしれません。
否定的な言葉を言われたとしても…
もう1つ特徴的なアスペクトは、3ハウス牡羊座での火星 合 キロンです。
ピッタリ同じ15度で、合していて強調されています。
「キロン」はまた別の機会に取り上げようと思いますが、平たく言えば「心の深い傷」です。
3ハウスですので、コミュニケーション・情報・発信の場です。
例えば、↑の段落の「精神性の高い言葉や誰かの心理メソッドなど、そういった分野の情報収集したり、日常に取り入れることをする」とありますが、実際に私達がそういった分野の行動を起こし始めた時に、周囲からよくあることですが、「そんなことして何になるのか?」といった否定的な言葉を受けることもあるかもしれません。
自分の行動に傷つく言葉の経験が重なっているイメージです。
行動を起こして、初めの内はその傷つく言葉を気にしてしまうかもしれません。
出生図3ハウスにキロンがある人は、今回の満月で過去の傷を見つめ直すきっかけも出てくるかもしれません。
ですが、その傷を癒すことができるのは自分しかいません。
否定的な言葉を言われたら、逆に誰かの言葉で自分を癒すこともできるのです。
キロンはその傷が癒されるまで、同じような経験が出てきます。
言葉で自分を癒すことができた経験は、またさらに誰かの心の傷を癒す言葉の循環が起きてきます。
他者に言葉で喜んでもらう経験が出てくるのも、あなたのキロンが癒された証拠なのです。
今回の満月は「幸せの心の在り方」がメインテーマだね。
そうだね、春分図のASCサビアンシンボルと同じ度数が巡ってきているのは、宇宙からの強いメッセージ性だね。
宇宙は私達に「青い鳥」を送り続けているから、きっと日常の「小さな幸せ」に気付いて欲しいんだよね。
その小さな幸せを見過ごさないような思考癖が付いたら、現実の世界も大きな幸せが訪れるようになってるんだよね。