太陽と月が交わる物語
ここでは、ドラゴンヘッド・テイルとは何か？
ドラゴンヘッド・テイルが前世に関係している理由などにについて説明しているよ。
ドラゴンヘッド・テイルとは、重要天体の太陽の軌道（黄道）と月の軌道（白道）が交わるポイントです。
ドラゴンヘッド・テイルは必ず対極にあって、「ノード軸」とも言われます。
さらに、ノード軸はよく「人を引き寄せる縁のポイント」とも言われ、ホロスコープ上でノード軸に天体が近くにあると、現世ではその天体に関係する人と何故かご縁が多くなったりもします。
トランジット（現在の空の天空図）にも、ドラゴンヘッド・テイルは動いているので、出生図の天体にトランジットのドラゴンヘッド・テイルがアスペクトしてくると、新たなご縁も発生しやすくなります。
だから、交わるポイントに色々な人との物語が発生するのです。
ドラゴンヘッド・テイルが「人との縁が発生するポイント」として言われる理由をまとめてみます。
前世や過去世が出てくる理由
ここで、なぜドラゴンヘッド・テイルのノード軸で、前世や過去世が出てくるのか？といった点をお伝えしたいと思います。
ドラゴンヘッド・テイルは太陽の軌道（黄道）と月の軌道（白道）が交わるポイントです。
このように考えることができます。
太陽は自ら光輝く天体 ➡ 人生を照らす先、未来を作る精神、これから未来の方向性、人生目的
月は太陽の光を反射し輝く天体 ➡ 太陽の光が届かない時は陰に入る、未来ではなく昔の過去世の記憶を持つ、過去世の習慣、無意識的な潜在意識領域
すなわち、普段は陰に入っている月の元々持っていた過去世や潜在意識などが、この黄道と白道が交わることで太陽の光によって反射して出てきやすくなるポイントがドラゴンヘッド・テイルであるというワケです。
ドラゴンヘッドは、白道が黄道に対して北向きに交差＝月が上昇するポイントであるため、過去世からの解放、魂のレベルアップ、未来に繋がる縁といったものが出てきます。
ドラドンテイルは、 白道が黄道に対して南向きに交差＝月が下降するポイントであるため、過去世で慣れている能力・感覚、過去世からの縁といったものが出てきます。
ドラゴンテイルからヘッドへの魂のチャレンジ
私達の魂は宇宙のソース（愛の光の源）から生まれて、地球上の肉体に宿ります。
そして、体という物質を手に入れて、色々な喜怒哀楽の感情を持ったり、経験や行動をしていきます。
その時、自分が普通にこなせること・不得意なこと、色々出てくると思います。
この普通にこなせることや得意なことは、魂が過去世から引き継いだ慣れ親しんだ経験であることが多いとされています。➡これがドラゴンテイルのポイントです。
反対に不得意なこと、苦手なこと、目を背けていることなどは、魂が過去世で経験が無かったり、少なかったりとされています。➡これがドラゴンヘッドのポイントです。
当然、普通にこなせることは努力は少なくて済みます。
反対に不得意なことをこなすには、努力は少なからず必要になってきます。
私達の魂は生まれる前に、自分の意志で今世で果たすべき大きなチャレンジをこなすために生を受けていると言われます。
この大きなチャレンジこそが占星術で言うと、「ドラゴンヘッド」のポイントです。
私達１人１人が本気で取り組みチャレンジとステージアップをすることで、元いた宇宙のソース全体のエネルギーを引き上げることになります。
宇宙のソースはこのエネルギーを引き上げてもらうために、ソースの一部を私達の魂として地球上に送り込んでいるのです。
ドラゴンテイルからヘッドは、180度先にあります。
そのため、どの人もなかなか手の届かない大変なチャレンジとなることが多いです。
それを言われると、耳が痛すぎて頭では薄々分かってはいるんだけどねー…となる人も多いです。
誰しも経験があると思いますが、今までしてこなかった新しいことをチャレンジした後は、失敗はあるかもしれませんが、それが逆に闘争心に火が付いたり、うまくいった時の達成感や充実感も大きいですよね。
少なくとも結果よりも、このチャレンジした後の経験そのものが大事なのです。
ドラゴンヘッドに向かって、勇気を出して大きなチャレンジをした後は、宇宙からの大きなギフトもいずれやってきます。
人によっては、物理的に周りの環境からドラゴンヘッドの方向性に導かれたり、そうせざるを得なくなったりする場合もあります。
いずれにしても、ドラゴンヘッドへのチャレンジ経験は、その人自身の魂をレベルアップさせてくれます。
ドラゴンヘッドへの未来へのチャレンジとテイルの過去からの記憶。
確かにドラゴンヘッドへのチャレンジは大きくステージは上がります。
ただ、自分が普通にこなせることや得意なこと（テイルの過去からの記憶や性質）を完全に捨て去って、ドラゴンヘッドへ挑戦しなさいというワケではないのです。
なぜなら、ドラゴンヘッドとテイルの「ノード軸」としてのバランスが重要だからです。
ノード軸の180度先に、ドラゴンヘッドとテイルは存在しています。
この180度先の両端の方向性を統合することを人生の課題として学ぶことこそ、本来の人生のステージアップになります。
私達がドラゴンヘッド・テイルからのメッセージを受け取るとき、180度先のどちらか極端に偏り過ぎずに、ノード軸としてのバランスを人生の中でとっていくことを意識して忘れないようにするのが、まず何より大事なことかもしれないですね。
次は、ドラゴンヘッド・テイルのノード軸としての魂の成長の方向性について書いているよ。
ドラゴンヘッド牡羊座♈ ⇔ ドラゴンテイル天秤座♎
過去世天秤座の性質を持つ人達は、周囲の人、特にパートナーとの関係性においてとても献身的に支え、他人のニーズを自然に汲み取り行動してきました。争い好まず何より他人との調和関係を望んでいました。
今世チャレンジすべき課題は、 必要以上に他人のニーズを汲み取りすぎない、「いい人」であろうとしないことです。自分は自分であろうとすること、自己主張して他人との境界線を引き、自分が何を望み何を情熱に注げるのか？を追求していくことです。何よりも調和と公平さを大事にしたいと考えるあなたは、今世では自分のニーズに重きを置いて注目していく方が釣り合いが取れていき、他人に振り回されずに生きやすくもなっていくでしょう。
ドラゴンヘッド牡牛座♉ ⇔ ドラゴンテイル蠍座♏
過去世蠍座の性質を持つ人達は、 自分だけは分かってくれるような特定の誰かと深い関係性を持つことで、自分の存在価値の意義を見つけてきました。誰かとの精神的な充足感を常に求めていました。
今世チャレンジすべき課題は、 他人との深い精神的な充足を自分の心の第一の拠り所にしないことです。まずは自分の心の拠り所、自分だけでも満たせる快適空間は何か？を見つけ、特定の誰かに干渉してエネルギーを使うよりも、どこまでも「自分という個」を尊重して自分の体の五感や自分のエネルギーに集中することです。 精神的な充足は目に見えませんが、今世では目に見える豊かな物質的なもの（食事やお金、パートナーなど）から、その中で自分が本当に心地よい必要なものは何か？を見つけ、 自分の才能を磨くことを継続すれば、それはきっと経済的な豊かさにもつながるでしょう。
ドラゴンヘッド双子座♊ ⇔ ドラゴンテイル射手座♐
過去世双子座の性質を持つ人達は、自分の中の心の真実や絶対的な宇宙の法則を探し、精神性高く悟りを追い求めるかのように、自分の中の宇宙と交信することに長けていました。そのため束縛されることのない自由を好み、孤独な経験も多くありました。
今世チャレンジすべき課題は、孤独ではなく自ら人との輪に入り、過去世で培った宇宙真理など、自分が伝えたいことの情報を集め、それを相手に分かりやすく、歩幅を合わせて伝えていく、相互のコミュニケーションを大事にしていくことです。大雑把ではなく細かく伝えていくこと、情報として「書く」ことで伝えていく・教えていくことも、社会や周囲との良好な関係性を継続していくのに、役立つでしょう。
ドラゴンヘッド蟹座♋ ⇔ ドラゴンテイル山羊座♑
過去世蟹座の性質を持つ人達は、目標の達成方法や管理能力に長け、リーダーシップを取って大きな成果結果も出してきました。自分にもストイックさをかして、その成果結果の象徴となるよう、大きな責任も果たしてきました。
今世チャレンジすべき課題は、自分の価値を他人からの尊敬の尺度でもって図り過ぎないことです。外側の固い仮面の中は、どこかで他人との深い心の交流を本当は望んでるはずです。本当の感情を伝えることは弱みになると思い込まずに、そのストイックさを緩め、自分の本当の感情を他人に伝えていくことです。一般的に社会に容認される行動を重視し続けるよりも、相手に感情を素直に伝え、人間くさい一面を見せていきましょう。深い愛情のエネルギーが回り始めると、家庭でも仕事場でも、どちらにとっても良い結果をもたらしていくでしょう。
ドラゴンヘッド獅子座♌ ⇔ ドラゴンテイル水瓶座♒
過去世水瓶座の性質を持つ人達は、他人との調和的な関係性を第一に考え、一歩引いて客観性を持ちながら周囲に合わせる感覚に長けていました。
常に大人としての感覚を持ち振る舞い、心揺さぶられないような状態を好んでいました。
今世チャレンジすべき課題は、ここぞというチャンスの時には内なる子供の無邪気な声を聴き、スポットライトを浴びにいくような勇気とチャレンジ精神を持つことです。一歩引いて客観性を保つ姿勢を失う怖さを持ち続けるよりも、まだ準備が整ってないからと情報ばかり集めて頭でっかりになるよりも、自分という「個」を楽しんで表舞台に出していくことです。元々、未来への先見性を見通す能力は高いので、チャンスの時期は自分でも気づいているはずです。その時に、思い切り自分の個性を出していきましょう！
ドラゴンヘッド乙女座♍ ⇔ ドラゴンテイル魚座♓
過去世魚座の性質を持つ人達は、精神世界に精通し自分の内面と高次元の存在とのやり取りを頻繁に行っていました。そのため他の人よりも想像力豊かで直観力も高い性質を持っいます。
今世チャレンジすべき課題は、現実世界で生きていく上で自分の中心軸がブレないように、極端になり過ぎない、過敏になりすぎない、身の回りの生活（掃除や食事など）を愚かにしないことです。過去世で自分の中心軸を他人に明け渡してきたことが多い経験から、自分への自信も揺らぎがちです。今ここに集中することで、目標をはっきりと意識して、直観力の高い能力を外に向けて発信し、陰にこもらず他人と関わり現実世界で仕事をこなしていくことで、ブレない自分軸が育っていくでしょう。
ドラゴンヘッド天秤座♎ ⇔ ドラゴンテイル牡羊座♈
過去世牡羊座の性質を持つ人達は、自立心に長けて何事も自分の感覚・直感を信じ、強い自我意識をもって行動をすることが多い経験を持っています。他人との調和の共存関係において強い自我意識の影響から、強い孤独の感情も持ち合わせることもあったかもしれません。
今世チャレンジすべき課題は、強い自我意識の鎧を緩めて、本当の自分の弱さも出して相手と歩調を合わせ、深く心の交流をしていくことです。相手が持っている才能を見抜く直感を持ち合わせているので、この才能を刺激して伸ばすような奉仕のエネルギーを相手に与えていくことで、人間関係への自信も持てるようになり、強い孤独感も薄れていきます。
特に大事なパートナーとの関係を長く続けることは、あなたにとって魂の包容力を拡大させてくれるでしょう。
ドラゴンヘッド蠍座♏ ⇔ ドラゴンテイル牡牛座♉
過去世牡牛座の性質を持つ人達は、真面目に勤勉に働き、その対価としての家や食料、財産など、物質的な豊かさを多く築いてきました。そのため、自分の五感にも敏感で、食べるもの・触れるもの、自分のやり方などにこだわりも強く持っていました。
今世チャレンジすべき課題は、その強すぎるこだわりや物質的欲求を緩め、他人を受け入れる精神的な豊かさを増やし交流していくことです。心地よい自分のやり方に固執し過ぎてしまうと、エネルギーは次第に停滞してしまいます。新しいエネルギーからの変化を恐れずに受け入れましょう。特に良いパートナーを得た場合は、あなたの停滞したエネルギーをさらに飛躍させて変化させてくれるでしょう。
ドラゴンヘッド射手座♐ ⇔ ドラゴンテイル双子座♊
過去世双子座の性質を持つ人達は、多くの人達や社会との関係性を持ち、その中から得た情報や知恵を集めるのに長けていました。集める理由はメリット・デメリットを考え、少しでも自分の不安を解消したいというものからでした。
今世チャレンジすべき課題は、他人の意見を気にし過ぎず、周りの情報に振り回されずに、自分の中から湧き出きた直感を信じて、自分の中の真実を疑わずにちゃんと守り抜き、本当に伝えたいこと、本当にしてみたいことを実行していくことです。自分の中に湧き出てきたワクワク感はきっと未来に高みを目指すことができる冒険の手助けとなってくれます。
ドラゴンヘッド山羊座♑ ⇔ ドラゴンテイル蟹座♋
過去世山羊座の性質を持つ人達は、 自分の家族、その中での立場・世話など献身的な愛を持って自分のいる場所を安心できる心の拠り所として作り上げてきました。その大きすぎる愛は時に自分の感情も他人の感情も区別できなくなってしまうほどです。
今世チャレンジすべき課題は、安心という基盤は他人からもたらされるというよりも、自らが自分の面倒は自分で見て、家族という社会単位に捕らわれずに、外の社会との関わりの中でリスクを恐れずに目指す目標を設定し、本当の自信と自尊心を付けていくことです。感情エネルギーに敏感なあなたは、確固たる未来への目標を定めたときほど、以前よりも感情エネルギーに振り回されることも少なくなっていくでしょう。
ドラゴンヘッド水瓶座♒ ⇔ ドラゴンテイル獅子座♌
過去世獅子座の性質を持つ人達は、元々その純粋さゆえの創造エネルギーを強く持っているため、大人になってもクリアで華やかなエネルギーは目立つ存在として名声も持ち合わせていました。
今世チャレンジすべき課題は、 他者からの名声や承認を求め過ぎないこと、それを得るために自分の本心を無視して、他者に合わせ過ぎたり、演技をし過ぎないことです。自分だけに注目してほしいというよりも、自分と他人は平等であって、個人の枠の願望を超えて、今ここ現在・未来をより良くするために何が必要か？といった部分に、純粋な創造エネルギーを持ち込むと、社会全体により良い方向性へと作り上げていくことができる才能が発揮でき、自分の個性も光ってくるでしょう。
ドラゴンヘッド魚座♓ ⇔ ドラゴンテイル乙女座♍
過去世乙女座の性質を持つ人達は、真面目に完璧に仕事をする才能を持ち合わせ、 その正確さゆえの技能は優秀な医療者としての存在でもあり、自分の役割に自信と誇りを持っていました。
今世チャレンジすべき課題は、 自分を覆っていた完璧な役割者としての存在を緩め、自分そのものをゆったり癒すことです。不安を解消したいため、細部ばかり見て全てを計画通りに進ませようとするのではなく、宇宙から導かれる大きな存在に身を委ね、全てはうまく巡っているという精神世界のエネルギーへと意識を向けてみましょう。その時、何でこんなちっぽけな細部にこだわり過ぎていたのか不思議に思うでしょう。自分をありのまま認めて、広い視野で感じることは自分を緩め愛することへと繋がります。
ドラコニックチャートとは？
ドラコニックチャート（龍頭図）というチャートがあるのはご存じでしょうか？
ドラコニックチャートとはドラゴンヘッド・ドラゴンテイルを基準に出したホロスコープです。
出生図とはまた別の、あなた自身のより過去世に近い潜在的なホロスコープです。
このホロスコープで、過去世ではどんな才能を持っていたのか？
今世での出生図とはどんな関係性を持っているのか？といった部分を知ることができます。
「地球座標」と「黄道座標」を覚えていますでしょうか？こちらのブログでお話しています。
「地球座標」は出生時間を元にしてホロスコープが作成されます。
すなわち、私達の目に見えない魂が肉体という目に見える存在として地球に出てきた瞬間のホロスコープです。
より地球上の物質世界に近い表現が追加されます。
「黄道座標」は出生時間は不要です、すなわち私達の肉体としての存在は薄れ、太陽の軌道（黄道）の中にあるどちらかというとただ内面の魂寄りのホロスコープになります。心理面に近い表現になります。
通常、私達が作成するホロスコープは出生時間を元にして、「地球座標」＋「黄道座標」を組み合わせたホロスコープを作成しています。
➡ 黄道（未来を作る精神・人生目的である太陽の軌道）× 肉体 が接する通常のホロスコープになります。
対して、ドラコニックチャートは通常のホロスコープにあるドラゴンヘッドを牡羊座0度に設定して、その他の天体やアスペクトなどは動かさずにそのままに移動させたホロスコープになります。
黄道と白道が交わる点を基準にして作るので、より過去世に近いホロスコープになります。
➡ 黄道（未来を作る精神・人生目的である太陽の軌道）× 白道（過去世の記憶・潜在意識的領域） が接するホロスコープになります。
ドラコニックチャートって、実際はどんな感じになるのかな？
↓のホロスコープをドラコニックチャートで出してみるね。
(例として、2022年1月1日12時生まれのホロスコープで出してみます）
実際にドラゴニックチャートで鑑定するときは、出生図とドラゴニックチャートを掛け合わせた2重円でリーディングしていきます。
これにより、潜在的な性質を表しているドラコニックチャートが現在の出生図にどのように影響を与えているか？どんな作用点を出しているか？を紐解いていき、その潜在的な能力を現在の出生図において活かせるポイントを見定めていくのです。
ドラゴニックチャートでは、「自分でも気付いていない、こんな能力が！？」ってのが見つかりそうだね！
そこが見つかると、自分にはこんな隠された能力があって、それを磨いて伸ばしていこう！って前向きになっていくよ。
ダイヤモンドの原石を見つけてしまったような感覚だね。
ホロスコープの醍醐味だねー。
