太陽サインと月サイン
ここでは、西洋占星術を使って星からの知恵を受け取り、この人生でその才能を活かしていきたい12サインからの特別メッセージを書いています。
私がここで書いている才能とは、太陽と月、両方の意味合いを持っています。
私達は太陽サインも月サインも、根底にはそれぞれそのサインの欲求を持っています。
人生を充実した感覚で得たい場合は、ホロスコープではどちらもその欲求を満たしていくことが大切です。
どちらかの欲求が欠けても、片面に本音の欲求を隠して生きていくことになりやすいので、不満もたまってしまいます。
どちらもバランスよく太陽サインと月サインの欲求を満たしていくことが、生きている充実感を得やすく、天性の才能を発揮できるようになって、人生の停滞感から抜けるための追い風のある生き方になってくるはずです。
西洋占星術では、太陽と月のサイン・ハウスはこのように言われています。
太陽サイン・ハウス → 前向きに人生を動かしたいとき、価値あるものを創り出したいときにその才能が発揮できるサイン・ハウス
月サイン・ハウス → 休息モードのときに必要なエネルギーチャージのためのサイン・ハウス
こう考えると、太陽サインはある程度、自分で努力して才能を磨いていく必要があるサインだと分かりますね。
惑星の年齢期では、太陽期は25~35歳です。
多くの人はこの年齢を過ぎたら(だいたい35歳以上で)「私は今までの人生こんなことやってきたよね」と実感がようやく出てきます。
でもやっぱり、人々は本当の生き方を求めて、35歳超えて仕事を変える人もいるでしょう。
そう考えると、人生の後半で太陽サインが輝いてくる人もとても多いのです。
特に今の時代は本当にそう感じます。
実は太陽期にそのサインの充実度が一番上がるというわけではなく、太陽期の最中はまだまだ模索している時期なので、太陽期を抜けた後(火星期の36歳~45歳頃)から本来の生き方を外部に打ち出して、シフトしていく段階に入っていくキッカケが生まれやすくなります。
太陽サインはいくつになっても磨いていけるサインです。
それはあなたの中の一番中核になる輝く天体だからです。
もう年だから…と疲れたり、不安に感じてしまうときは、月サイン・ハウスのエネルギーチャージを。
ちょっと元気出てきたから、前向きに何かやってみようか!と感じた時は太陽サイン・ハウスの行動を。
太陽サインと月サインのバランスをうまく調整して、人生を生きやすくしていきましょう。
ここでは前半では太陽・月サインの性質・才能を、
後半では月サインのエネルギーチャージ方法を書いていこうと思います。
太陽 天秤座の世界観と魅力・才能
- 2区分 → 男性宮(ホット)
- 3区分 → 活動宮
- 4区分 → 風星座(=モイスト性=外向性&他者性の性質)
- ルーラー → 金星
- キーワード → I balance(我は調和する)

太陽 天秤座「 I balance(我は調和する)」の世界観
天秤座は12サインの7番目のサイン。
7番目に入ると、本格的に自分ではない別の「他者」が登場してきます。
ホロスコープの位置からみて、牡羊座の対抗線には天秤座があります。
1番目の牡羊座の「自分」の対抗線にあたる「他者」が目の前に登場してきたイメージですね。
天秤座の1つ前の乙女座の魂では、この天秤座の「他者交流」が本格的に始まる前に、個人として対応できる部分はすべて完成したい、完成度高い自分を創り上げようとしましたね。
「分析・整理・排除」といったスキルを駆使して、次の天秤座の「他者交流」に備えようとするサインでした。
天秤座になると、生きやすくする武器は「対話力とお互いの調和の取れた着地点を見出すこと」になります。
他者がどう言ってるのか?積極的に耳を傾けようとするサインなので、自然と人脈も広がり、コミュニケーション能力も高くなっていきます。
やはり自分1人だけよりも、他者を巻き込んだ方が有益な情報も得やすく、さらに他者からも縁やサポートも受けながら発展していきやすくなります。
仕事やお金は人の縁からやってくるとよく言われますよね。
そして、天秤座は目の前の人、さらに集まってきた人達の間で、お互いが良い着地点見つけ出していこうとすることで、結果としてお互いの大きな発展性へと繋げていこうとします。
天秤座は自分と他者をWin-Winの関係へと導くような、そんなサインなのです。
また、天秤座の「お互いの調和の取れた着地点」を作る才能は、何でもかんでも相手にYESを伝えることではなく、さらに相手との対話のでリアクションがオーバーでもなく、ちょうどよいリアクションを返していくことでもあります。
そうすることで、結果として、とにかく相手が話したいと感じさせる雰囲気作りが得意になってきます。
さらに、天秤座は相手がどんな個性を持っているか?も興味津々なサインです。
相手がAという個性を持っていたら、私(天秤座)はBの個性を持っているのよと、相手にも個性を見せて、相手から見られている自分を意識しながら、相手との関係性を築こうとします。
自分に興味を持ってくれる人に、人は集まりやすいですよね。
ですので、天秤座の周囲には人が集まりやすい(=人気運が高い)とも言われる所以です。
天秤座ルーラーの金星も「調和性・社交性・バランス性」といったものを示していますね。
ですが、人が集まりやすい=天秤座の周りには色々な情報が錯そうするということでもあります。
例えば、「Aさんは▲▲がよい」「Bさんは◆◆がよい」といったように、もちろんそれぞれ意見が違う場面にも遭遇するでしょう。
傾聴スキルの高い天秤座が周囲の意見を色々と聞きすぎて、取捨選択に迷ったり、天秤座自身の意見が分からなくなることもあるかもしれません。
人との関わりが特に多い天秤座ですので、特に若いうちは、多くの情報の中で自分の意見が分からなくなったり、人間関係の中で傷つくこともあるかもしれません。
大人になって、天秤座の成熟度が増すと、そういった傷つく段階を経て、人間関係の関わり方を見直すフェーズにも入っていくでしょう。
天秤座はそういった人間関係の関わり方を見直すことを年齢と共に重ねながら、傾聴スキルや対話力を磨き、そしてより良いお互いのWin-Winの関係性のある着地点を築いていこうとするような、そんな世界観を持っているのです。
天秤座の原点のサビアンシンボル
天秤座のサビアンシンボル1度
「突きとおす針により完璧にされた蝶」
天秤座をサビアンシンボルの視点からでも解説していきましょう。
この蝶は、標本にされた蝶を示しています。
標本にすることで、蝶の種類や羽の模様といった、「個性」が際立っていますね。
つまり、外界の世界に対して「私はこんな個性がありあますよ」と、自分自身の個性を確立しようとしているサビアンシンボルなのです。
そして、標本のように、自分をオープンに見せることで、外側から色々な反応や意見が自分に返ってきます。
「この模様は綺麗だな」「この色は目立たないから、もっとこうした方が目立つよね、色味が増すね」「もう少し色味を抑えた方か良くない?」などといった色々な反応が返ってきます。
このサビアンシンボルは、まずは自分という個性(蝶の標本)を外界に見せることで、外側からの反応の声を受け取り、それにより自分自身をさらに磨くためのヒントを得たり、どんなことを相手が期待しているのか?といったことを知ろうとしているサビアンシンボルです。
天秤座は自分と相手の個性の両方を受け止めながら、外側の世界の関わり方を見直したり、自分の出方を変えたり、相手との良好な関係性を見つけ出していくような、そういった天秤座の物語が始まっていくのです。
太陽 天秤座の魅力・才能
ここでは仕事の場面で特に活かしたい、天秤座の魅力・才能を書いています。
- 相手の個性に興味を持ってくれる精神
- 人当たりの良さとその場の良い雰囲気作りの才能
- 多くの人と話を合わせられる、コミュニケーションの能力の高さ
- 相手にもっと話を聞いてもらいたいと感じさせる、傾聴力の高さ
- 人と人の間を取り持つことができる才能
- 多くの人の意見をまとめて、平均的意見を見出すことができる才能
- 他人意見と自分の意見を上手く混ぜることができる才能
- 一歩引いて全体的なバランスをみながら、俯瞰できる才能
- 人が集まってきやすく、縁を繋いでいく才能
- 正義感にあふれ、「正しさ」という美しさ・バランスを忘れない精神
月 天秤座の性質
ここでは太陽と並んで、もう1つのメイン天体の月の性質を書いています。
月は満ち欠けを繰り返す天体です。
また2日半で1つのサインを経過し、約28日かけてホロスコープの1周を回ります。
天体の中で一番早く移動する天体であり、くるくると表情を変えながらの移ろいやすさから、人間の心の揺らぎとも連動していると言われています。
そのため、月が最も個人性を帯びており、その人の不安定さや癖・本音の欲求を示しています。
月の性質は自分がまたやってしまった…と不安定にネガティブにも入りやすい部分です。
薄々自覚しているけど、そのネガティブに陥りやすい部分だからこそ、安心感を求めてそこを補おうとしようとします。
特に月のあるハウスは、不安定要素と安心を求める要素の表裏一体のようなものです。
月 天秤座の取扱い(不安感を感じやすいもの)
ここでは特に仕事上での月サインの不安定要素となるかもしれない部分を書いています。
- 色んな意見があり過ぎて、メインの軸が決められないとき
- 自分の立ち位置や意見が分からずに、八方美人になっているとき
- 人の意見を気にしてしまい、嫌われたくなくて、自分の意見を強く言えないとき
- 自分と相手との価値観・距離感など、ちょうどよいバランスを見つけることができないとき
- 相手が話をちゃんと聞いてれくれないとき、交渉の余地がないとき
- 話し合いの場に呼ばれず、必要なことを一方的に決められたとき
- 相手からの価値観や個性を押し付けられたとき
- 誰かの不正を見つけても、声をあげれない場合のとき
- 見た目や体裁を整えられずに、美しさに欠けるとき
- 他人につないだ縁をないがしろにされたとき
月ハウス別でのエネルギーチャージ方法
自分の月の性質が疲れてきたなぁ、不安が大きくなってきたなぁと感じたときは、
ぜひ月ハウス別での対処法を試してみて下さい。
ハウスは出生時間が判明したときのみ出せるものですが、それだけホロスコープの精度も高まります。
地球上での具体的な場所を示す「ハウス」は、より具体的な対処方法の場所も教えてくれています。
きっと、月の癒しやエネルギーチャージになるはずです。
ここでは、月ハウス別でのエネルギーチャージ方法を書いています。
月1ハウス
自分自身のハウスに月がある人は、月が満ち欠けを繰り返すように自分の感情も素直に顔に出やすいかもしれません。
他者からの影響も受けやすい性質も持っているので、疲れたときは1人でできる趣味や楽しみに没頭するとよいでしょう。
アクティブな趣味もインドアな趣味も、どちらもあるとさらにいいですね。
自分は何に興味を持って、何にテンション上がるのか?
客観的に自分を知っておくことで、エネルギーチャージ方法が分かってきますよ。
月2ハウス
物質でもお金でも、所有物が少なくなっていくと不安感が出やすいようです、
そのため、多めにお気に入りのものを買っておき、お気に入りのものを集めてそれに囲まれて暮らすことは、安心感のベースとなるでしょう。不安感が少なくなるはずです。
また、収入源も1つだけでなく、自分の才能を活かした副業などを始めるのもいいですね。
物質もお金も減っていく意識でなく、所有物は自分でも作ることができる・増やことができる意識を強めに持っておく方が安心感に繋がるでしょう。
気分転換にお気に入りのおやつなども常備しておくとGOOD!
月3ハウス
誰かとの他愛のないおしゃべりが、それだけで結構ストレス発散になるでしょう。
疲れたりしたときは、誰かに話しを聞いてもらうのもいいかもしれませんね。
また、好きなだけ興味ある本を読むこともいいですね。
知識欲が満たされると、嫌なことも忘れて満足感も出てくるはずです。
気軽に動けない・話せない状態はストレスになりやすいかもしれないでので、閉塞感を感じたらできるだけ身体を動かし、エネルギーを軽い状態にしていきましょう。
フラっと散歩などもいいですね。
月4ハウス
家でのくつろぎタイムが何よりの癒しになるでしょう。
家の中がごちゃごちゃ、落ち着かない場所に感じてしまうと、心の不安定にもなりやすいかもしれません。
外に出てストレス発散というよりも、ゆっくりと腰を据え、温かいお茶を飲んで、安心して落ち着ける環境作りが大事ですね。就寝の場を整えることもいいですね。
引きこもって、趣味に没頭することもエネルギーチャージになるでしょう。
月5ハウス
何かを創作する活動がエネルギーチャージになるでしょう。
絵を描いたり、アイテムを作ったり、料理やお菓子を作ったりなど、自分が作ったものをシェアして一緒に喜んでくれる人がいると、さらに楽しくなってくるはずです。
自分が楽しみを生み出せて、楽しみの中心になって活動できるようになるとよりいいでしょう。
恋愛がうまくいかないときは不安定になりやすいかもしれませんが、できるだけ自分の目線でで楽しみを見つけたり、作っていける意識をもつといいですね。
子供と一緒に遊ぶこともよい気分転換になります。
月6ハウス
自分で決めている日常のルーティーンなどができなくなったりすると、不安になるかもしれません。
決まった時間に決まった行動を取ることで、無意識に心の安定になっているようです。
できるだけ、日常のルーティーンは崩さないで行動するのがいいですね。
また、休日も仕事ことを考えたり、気になってしまうこともあるかもしれません。
もともと、ワーカーホリックになりやすい性質をもっているため、神経が休まらなく心身の疲れが出やすいこともあるでしょう。
神経を休ませるために就寝を長めに取ったり、愛情を注げるペットを飼って癒しの時間を貰うこともお勧めです。
月7ハウス
周囲の人間関係やパートナとの関係が心情に影響が出やすい性質をもっているようです。
調子が良いときは自にに元気が出て心情も良いし、悪いとメンタルに影響してしまうこともあるかもしれません。
無意識にそれだけ周囲の状況や気持ちに機敏に察してしまいますので、疲れたとき、ストレス過多のときは、とりあえず1人になってゆっくりと過ごし、自分の心が楽しむことを見つけましょう。
リアルの人間関係ではなく、お気に入りの芸能人、ペット、趣味などに打ち込むこともいいですね。自分の心情の安全確保ができます。
心情が落ち着いてきて少し元気になったら、仲の良い友人とのおしゃべりでさらにエネルギーチャージできるはずです。
月8ハウス
特定の身近な人との関係性が心情に色濃く影響出やすい性質をもっているようです。
特に身内や親族関係、配偶者との関係性が気持ちを左右される影響が強いかもしれません。
良い関係性のときは、身近なたった1人との親密性だけでもエネルギーチャージになるでしょう。
8ハウス月の癒しは心の密な交流から生まれ、それを大事にします。
そんな相手やペットとの密な交流を複数分散させるような環境作りがいいかもしれませんね。
1人だけに絞ってしまうと、いつの間にか相手の心情に深く入り込んでしまい、心身的に身動き取れずになってしまうことも。
自分の心の聖域は自分で作って、自分で確保できるんだという視点も忘れずに。
月9ハウス
自分の精神性の高みや向上心が保てるものにエネルギーチャージできるようです。
向上できないような怠け癖が出てくると、自己価値と結び付けてしまいがちで、むしろ調子が悪くなり、ストレスを感じるかもしれません。
興味あることへの学び、それらをどんどん探究することで、心の楽しみが増えるでしょう。
また、自分の好きなタイミングで動けないとストレス過多になりやすいようです。
フラっと動けるように、できるだけすきまの余裕時間を多めに作ると良いでしょう。
行きたいタイミングで旅行に行けることは、ストレス発散とエネルギーチャージになります。
月10ハウス
もともと、社会的な活動や仕事に関心が強いようです。
それらが順調だと心情的に調子が良く、反対に仕事でストレスを感じることもあるでしょう。
雇われの身で働くと転職も多くなるかもしれません。
そのため、自分の裁量で仕事ができるように起業の準備をしていくこともお勧めです。
特に、女性や子供相手の仕事で成功しやすい傾向にあるため、それらの人達のメンタルケアやカウンセラーの仕事、美容関係などいった、それらに関係することを始めてみるとエネルギーチャージになりそうです。
6ハウスと同じく、休日も仕事ことを考えたり、気になってしまうこともあるかもしれません。オンオフの切り替えも大事にしましょう。
月11ハウス
いつものリアルの固定の友人関係よりも、少し離れた友人関係との交流にエネルギーチャージできるようです。
特にインターネット上での関係やSNSでの交流など、そういった活動が楽しく感じるでしょう。
自分が所属するコミュニティも楽しく感じるかもしれませんが、長く居続けるとその仲間や場所に固執してしまい、閉塞感が出てストレスも出てくるかもしれません。
タイミングによっては、もっと自由に関われる人達との交流を探すこともいいですね。
自由に動けるタイミングを自分で見つけて、色んな人達との交流を増やすことがストレス発散になるでしょう。
月12ハウス
絵画や音楽などの芸術関係、精神性やスピリチュアル、占いといった、目に視えない世界に興味を持つことが多いでしょう。
そういった活動で心身のバランスが保てて、エネルギーチャージとなるようです。
また、インターネット上で本名とは違うペンネームを使い、本職とは違う活動をしてみてもいいですね。
自分のペースで自分の心を取り扱うことができる環境作りができないと、不安になったり、ストレス過多になるかもしれません。
もともと繊細な感性を持っているため、急に不安を感じることもあるかもしれませんが、そういった時は実際に土に触れるなど、自然に触れ合うのがおすすめです。
グランディングの強化になって、不安も収まってくるはずです。
自然の多いところに出かけたり、日々瞑想を取り入れるなど、マイペースにゆっくり楽しめる環境作りが大切です。
