ホロスコープを見て、簡単に自分の性質の傾向って分かる方法ってあるのかな?
もちろん!
ホロスコープの天体が集中している部分で、すぐに傾向が分かるんだよ。
ここではパッと見て、大まかに分かるポイントについて書いているよ。
半球の強調はどこ?
ホロスコープのリーディングでまず始めに注目する部分、それは「半球の強調場所」を見つけることです。
ホロスコープを出してみて、ある部分に天体が集中していたら、それだけで大まかにリーディングできてしまいます。
ただ、「半球の強調場所」を出すには、「出生時間」からハウスを割り出す必要があります。
ところで、ホロスコープを出すのにお勧めのサイトとかあるのかな?
細かい設定はできないけど、このサイトが見やすいしお勧めだよー。
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例えば、この日のホロスコープで考えてみます。
ここで各サイン(星座)記号と天体(惑星)記号について記載しておきます。
ちなみに、ホロスコープには10天体が表示されていると思いますが、この10天体のうち、天体の影響をより個人が分かりやすく感じる身近な天体があり、それらを「個人天体」と言われています。
反対に個人が影響を感じにくいとされている天体は「社会天体」とされています。
月、水星、金星、太陽、火星
木星、土星、天王星、海王星、冥王星
(天王星、海王星、冥王星はトランスサタニアンと言われています。)
上のホロスコープだと、個人天体の太陽・火星・水星の3つが「南西」寄りですね。
他の個人天体の月・金星は「南」寄りです。
ちなみに、ホロスコープでの上下は太陽が一番上にくるMCポイントを南として扱っています。
アングルポイント
リーディングする上で、アングルポイントの考え方が重要になってきます。
この記事を見てみて下さい。
アングルポイントは宇宙と地球の接点であり、より目に見える形で現実に出てきやすいポイントでもあります。
このどこか4つのアングルポイント付近に天体が集中していたら、それだけでその天体とハウスの意味がその人の人生において強調されて、事象として出てきやすくなります。
個人天体が集中していたら、より自覚しやすいかもしれないですね。
社会天体だったら、本人に自覚はしにくいかもしれないけど、周りへの影響力は大きいものになるかもしれません。
それぞれのアングルポイントの意味はどんなのがあるのかな?
簡単に説明すると、こんな感じだよ。
ASC…自分自身
DSC…他人、パートナー
MC…仕事、肩書き
IC…家族、家の基盤や環境
アングルラインで分けた4つのリーディングポイント
具体的な細かいリーディングには、どの天体がどこら辺のハウスにあって、アスペクトも含めてそれがどんな意味を持っているのか?といったことに焦点を当てていきます。
ここでは大まかにホロスコープをアングルラインで分けた上下左右の4つに分けてリーディングしていきたいと思います(アングルライン開運ポイント付)。
ちなみに、上のホロスコープだと、個人天体の多い「南西寄り」の意識が人生において強く出てきそうですね。
他人の意見に左右されたり、本人の中で比較検討も多い方だと感じますが、「これ!」と決めたら、その行動力、コミュニケーションも仕事において特に活かしやすい方だと感じます。
自分自身の価値観や行動は、基本的には他人から影響は受けにくく、自分という信念を通していく傾向があります。
社会でバリバリ稼いで結果を出していくことよりも、あくまでも自分の内面や住むところを重視したり、今まで関わってきた家族や身近な人との交流を大事にしていくような、そんな価値観や信念を持っています。
自分の存在感が相手に思った以上に伝わっていることも多いかもしれません。
時々、自分の視点にこだわりすぎたり、身近な人達への思い入れが強くなりすぎていませんか?
狭い人間関係ばかりになってきたら、新しい体験や新しい人脈を増やすことが開運ポイントです。
基本的に自分自身を押し出したり確立していくよりも、他人や周囲の人達への影響を受けやすい傾向があります。
自分がしたいことよりも、家族のために尽くすことが多かったり、身近な人達への絆を優先しやすいかもしれません。
働き過ぎて自分の心のケアを忘れていませんか?
毎日のルーティーンにいつの間にか自分を閉じ込めていませんか?
開運ポイントは、他人に合わせ過ぎないこと、自分の本当の気持ちに気づいてそれを行動に移して、自分を確立していくこと、そして確立したものを公に表現していくことです。
自己の確立よりも、周囲や他人へ意識が向きやすく、それによって影響を受けやすい傾向があります。
自分の感情・思いよりも他人からの承認を得るために、公の仕事の成果を求めがちになりやすいかもしれません。
誰かに合わせ過ぎて、自分の本当の気持ちが分からなくなっていませんか?
自分と他人の境界線を作るべきときは、意識的に作りましょう。
開運ポイントは、自分の本当の心の声を聴いていくこと、他人に合わせ過ぎずに自分の価値観を大切にすること、社会での成果結果を求めるばかりでなく自分の内面の充実も忘れないようにして下さいね。
自分自身の確立と、それを公に出していくことに意識が向きやすい傾向があります。
あまり他人に影響を受けにくいかもしれませんが、自分の視点にこだわりすぎる部分が出てくるかもしれません。
また、自分独自の働き方をしている人も多いかもしれません。
開運ポイントは、他者との関わりの中で自分の先入観だけで思い込みを作らないこと、社会での活躍の場ばかりに時間を費やすだけでなく、家庭や家族・身近な人達との充実した時間を意識的に作っていくことです。
自分の視点だけで物事を進めずに、時には他人からのアドバイスを柔軟に取り入れてみることもよいでしょう。
天体がない(強調されていない)ハウスにも注目してみる
ホロスコープを出して、天体が集中しているハウス(「ステリウムのハウス」とも言います)は一目でパっとみて分かると思います。
このステリウムのハウスの部分は、意識が向かいやすい傾向があります。
つまり、意識が向かいやすいということは、ポジティブの面もネガティブな面も両面が濃いということです。
占星術を学び始めたときに、私自身は南西寄りなため、他人軸で生きてしまっていた理由がとても深く納得できた経験があります。
そして、7ハウス(他人のハウス)にもステリウムを持っているため、自分でその天体を使うという認識が薄かったのも他人軸になってしまっていた傾向が出てしまっていたわけです。
でも、逆にいい面もありました。
7ハウスに入っている天体やアスペクトにもよりますが、占いの仕事には活用できたりしています。
他者のホロスコープをリーディングするときや、霊感を使うときなどに活用します。
では、逆に天体が全く入っていないハウスや半球はどうでしょうか?
天体が集中しているハウスよりも、本人の自覚は薄いかもしれません。
本人の自覚はあまりなくとも、普通に対応できるハウスとも言われていることもありますが、私は本人の自覚が薄いからこそ手薄になりがちなハウスだとも感じています。
上の開運ポイントはこの手薄になりがちなポイントについて書いています。
上のホロスコープだと、特に4~6ハウス辺りが天体が無いので、特に家族のこと・自分の体の健康など、振り返るきっかけを少し意識して作ることは、人生の後半において重要かもしれないですね。
じゃー、この手薄になりがちなハウスも、時には意識してみるといい部分だね!
そうだね、その手薄なハウスは自分の人生にとって今までどうだったか?振り返るといいね。
ホロスコープは一部分だけを補強して強調すれば人生うまくいくという考え方ではなく、意識が向きやすい部分、向きにくい部分、得意な部分、苦手な部分など、人生においてどうしたらバランスよく統合していけるか?といったことを教えてくれているものなんだよ。